■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■    Outdoor magazine's Basecamp  Vol.082 2008.06.27発行        ☆――― ベースキャンプのアウトドア通信 ―――☆        山路風ネットワーク ―――― http://www.yamajikaze.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□  −はじめに−  岩手・宮城内陸地震に被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。  早くもとの生活に戻ることができますようお祈り申し上げます。  6月に入り憂鬱な天候が続いています。  真夏日のように暑くなったり、低気圧の影響でやたら涼しくなったり、体も  気候・気温の変化ついていくのが大変です。  梅雨明け一週間といいますが、たっぷり補給された山々には、高山植物が一斉  に芽吹き、花をつけるようになりました。  (でも北アルプスは依然雪に埋もれていますが・・・。)  これから本格的な登山シーズンとなりますが、梅雨明けまでは不安定な天気が  続きますので、しっかりとした計画と予想をたて、山行、キャンプなど楽しん  でください。  ちょっとした不注意が、大きな災難に遭遇したり、周りの方々に迷惑をかけて  しまってはいけませんから・・・。  ------------------------------------------  余談 >>>――  梅雨から夏にかけてはカビやダニが発生しやすい季節ですね。  最近の建物って密閉性が高く、快適な生活をおくっているのは人間だけでは  なく、カビやダニにとっても居心地がよくなっています。  そのようなことから、筆者もとうとう防湿庫を購入してしまいました。  部屋の気温が25〜27℃湿度が70〜80%ですが、防湿庫内では、35  〜45%になっています。これでカメラやビデオも安心です。(笑  ついでに、防カビ機能のついたものにしました。  でも気休めかも知れません。  カメラは、今のところ庫内で眠っていますが、梅雨明けには庫内から脱出  させてやりたいものです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    −目 次−  ◆ 中高年の山歩き ―― はじめての山歩き ―― 登山用品の選び方  ◆ 自然悠々 ―― 山や渓谷それに山野草 ―― 燧ヶ岳(福島県)  ◆ 山路風ネット ―― おすすめサイト・新着サイト  ◆ イベント情報 ―― 山小屋・開山祭・コンサートなど ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  ◆ 中高年の山歩き ―― はじめての山歩き ―― 登山用品の選び方 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  ◇登山装備ってそんなに重要なの?  山は、形から・・・。  ファッションではなく、安全登山のために形が必要です。  登山は、自然の中で行なう危険と隣り合わせのスポーツであることを認識  することが大切です。  ここでは、おもに初心者の登山と装備について解説します。  登山用品は、経験豊富で、さまざまな知識のある登山専門店で選ぶのが望ま  しいと思います。  このような登山専門店では、適切なアドバイスを受けながら選定することが  できます。  前号まで簡単な説明でしたが、今回から詳細なアドバイスを行ないたいと思  ますのでぜひご覧ください。  ------------------------------------------  ○登山靴  雨は靴の中に浸透しないで、汗を外部に放出するって矛盾していますが、相  反する条件を満たす素材があります。  それが、特殊なフィルムでできたゴアテックス(R)です。  ゴアテックスメンブレンに機能性の高いさまざまなファクターの生地をラミネート  (貼り合わせ)したファブリクスがあります。    ゴアテックスのファブリクスには、2層構造、3層構造のものがあります。  3層構造のファブリクスは、それぞで2枚の生地の間にメンブレンをラミネートし、  2層構造では、表生地とゴアテックスメンブレンをラミネートしたものです。  これらゴアテックスメンブレンを靴のインナーに使用したものが多く販売されて  います。    おもな特徴は、汗を放出し汗の蒸れによる冷えや露結を防ぐとともに、雨や  風の進入を防ぐことができます。  このようにゴアテックスを使った登山靴が一般的になってきました。  登山靴を選ぶおおまかな方法として、普段履いている靴よりやや大きめのサ  イズを購入する方が多いようです。  ------------------------------------------  ▽登山靴の選び方  試着のまえに  販売店では、厚手のソックスを用意していますが使い慣れた登山用ソックス  があれば持参するが良いでしょう。  試着の場合、靴は左右両方とも履くことが大切です。  片足だけあわせて、これでいいや〜ってことのないよう慎重に選んでください。  左右の足は、利き足とそうでない足とでは多少ちがいますから・・・。  ------------------------------------------  ○全体  ・靴を履いて少し歩き、適度な重さがあること  ------------------------------------------  ○靴底(ソール)  ・歩いてみて靴底のクッションが柔らかすぎず、堅すぎないか確認します。  ・滑りにくい形状になっているかどうか確認します。   岩場やザレ場を歩くとき大きな負担となったり、事故や怪我の原因となり   ます。  ・靴選びで、ソールの張り替えが可能なメーカがあります。   ソールも数年で劣化しましので張り替えの可能なものを選ぶことも大切。  ------------------------------------------  ○靴のカップ部  ・柔らかいと一見歩きやすく感じられますが、安定性が悪くなりますので、   ある程度硬さが必要です。とくにカカト部分は、やや硬めの仕上がりが必   要です。  ------------------------------------------  ○靴幅  ・靴に足を入れたとき足の甲が舌靴(タン)を持ち上げないと履くこてがで   きないものがあります。   日本人の足は、甲が高いそうですので窮屈なものは避けるべきでしょう。   必ず靴にフィットするものを選びましょう。  ------------------------------------------  ○かかと  ・靴ひもを絞めない状態でかかとと靴の間に指が入るサイズを選びましょう。   あまり狭い靴を履くと靴ずれを起こしたりマメを作ってしまうことがあり   ます。  ------------------------------------------  ○靴先(ボックストウ)  ・足を入れたとき少し余裕のあるものを選定してください。   ぴったりした靴では、踏ん張ることができず、下山中に足の爪をはがし   たり、つま先を痛めてしまいます。  ------------------------------------------  ○トップライン  ・登山靴は長靴のように足首を保護する長さ(高さ?)が必要です。   足首はクッション性に富んだ柔らかい素材のトップラインで保護できるこ   とが必要です。   とくに靴紐で締め付けることができないと、歩行中にアキレス腱を痛めた   り、踝(クルブシ)をひねって歩くことができなくなることがあります。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  ◆ 自然悠々 ―― 山や渓谷それに山野草 ―― 甲斐駒ケ岳(長野・山梨県) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  深田久弥氏は「日本百名山」のなかで、  第一に「誰が見ても立派な山だと感嘆する、山の品格がある。」  第二に「人々が朝夕仰いで敬い、頂きに祠をまつるような山の歴史がある。」  第三に「個性のある山。」がその理念であると述べられています。  「日本百名山」の77番目に「甲斐駒ヶ岳」の記述があります。  そのなかで、「日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、  私は真っ先にこの駒ヶ岳をあげよう。その金字塔の本領は、八ヶ岳や霧ヶ峰  や北アルプスから望んだ時、いよいよ発揮される。(---略)まさしく毅然  という形容に値する威と品をそなえた山容である。」  と形容しています。  甲斐駒ケ岳は、南アルプスとしては珍しい花崗岩の山であります。  北沢峠にバスが運行される以前は、黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳に登るのが一般  的だったようです。  また、古くから信仰の山として崇められていました。  そのため黒戸尾根には、信仰にまつわる多くの石碑や石仏が残っています。  現在では、アプローチのしやすさから北沢峠(2,032m)から甲斐駒ヶ岳と  仙丈ケ岳からの縦走登山や甲斐駒ヶ岳のみの日帰りの登山もできるように  なりました。  北沢峠からのルートは、双児山・駒津峰を経由する尾根道と、仙水峠を経由  する谷筋の2つのルートがあります。  ------------------------------------------  ○おもな登山コース  △黒戸尾根コース:横手または竹宇駒ヶ岳神社−笹ノ平−七丈小屋−甲斐駒ヶ岳       (往復約17時間、宿泊コース)  △北沢峠仙水峠コース:北沢峠−北沢駒仙小屋−仙水小屋−仙水峠−駒津峰  −甲斐駒ヶ岳       (往復約7時間40分)  △北沢峠双児山コース:北沢峠−双児山−駒津峰−甲斐駒ヶ岳       (往復約6時間30分)  ▲そのた仙丈ヶ岳など縦走コースがあります。  ------------------------------------------  ○見どころ  山頂からの眺望は最高。360°の大パノラマは絶賛に値します。  北アルプス、中央アルプスなどの山々より甲斐駒の展望にはかなわない。  苦しい登りに耐えて初めて見ることができる眺望は最高の贈りもの。  昔は白崩山と言われ、白銀の粉雪が舞うような花崗岩の岩肌や砂礫の山。  地質は、角閃石黒雲母花崗岩で構成され、甲斐駒ヶ岳特有の花崗岩で貴重。  このように、錦秋の紅葉は白銀の花崗岩との相乗効果でまるで栄華を奏でる  見事な美しさを演出してくれます。  ------------------------------------------  ○甲斐駒ヶ岳の植物  ・アオノツガザクラ イワギキョウ イワツメグサ ウサギギク  ・コバイケイソウ セリバシオガマ  ・タカネバラ タカネニガナ タカネビランジ チングルマ  ・トウヤクリンドウ トリカブト  ・ハクサンシャクナゲ ハクサンフウロウ フシグロセンノウ  ・ミネズオウ ミヤマシオガマ ミヤマキンバイ ミヤマダイモンジソウ  ・ヨツバシオガマ  ------------------------------------------  ○山小屋<甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳>  ・七丈第1小屋    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/018_nanajou1.htm  ・七丈第2小屋(無人・避難小屋)    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/019_nanajou2.htm  ・早川尾根小屋    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/020_hayakawaone.htm  ・仙水小屋    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/021_sensui.htm  ・南アルプス市北沢駒仙小    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/022_kitazawakomasen.htm  ・大平山荘    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/023_oodaira.htm  ・長衛荘    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/024_choueisou.htm  ・六合目石室(無人・避難小屋)    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/025_6goumeishimuro.htm  ・藪沢小屋(無人・避難小屋)    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/026_yabusawa.htm  ・仙丈小屋    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/027_senjo.htm  ・馬ノ背ヒュッテ    http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/028_umanose.htm  ※この地域の山小屋は一般的に予約が必要です。   入山前に必ずご確認ください。  ------------------------------------------  ○関連サイト  ・南アルプスネット    http://www.minamialps-net.jp/  ・南アルプス市    http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/  ・南アルプス登山情報(静岡県側)    http://www.t-forest.com/alps/  ・山路風ネット「南アルプス関連サイト」    http://www.yamajikaze.net/elink_out/yama_05.htm#yama_05_2  ・北杜市    http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/  ・山梨県警察本部    http://www.pref.yamanashi.jp/police/sangaku/yama.htm ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  ◆ 山路風ネット ―― おすすめサイト・新着サイト ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  ○ 山どんの資料室   日本百名山をはじめ、マイナーな山や、滝、名水などのデータデースにて   検索できます。   http://yamadon.net/   http://www.yamajikaze.net/mt_list/mtlist_frame.htm  ------------------------------------------  ○女性のための登山学校   登山に関する基本的な装備や山行記録、四季のイラストを紹介.   http://homepage2.nifty.com/tozan-women/  ------------------------------------------  ○ハイキングと百名山日帰り温泉   日本百名山の日帰り温泉、スノーシューハイキング、太平山ハイキングを   詳細なマップと写真でガイドしている。また、GPS記録をもとにした地形   図のコースガイドも。   http://homepage3.nifty.com/uyou3po/  ------------------------------------------  ○山と温泉の旅   百名山や日帰り登山できる山を毎週メールマガジンで案内。日帰り温泉も   http://www.h3.dion.ne.jp/~kurasupo/  ------------------------------------------  ○管理釣り場に行く前に   全国のトラウト管理釣り場情報、管釣りタックル、管釣りの基礎知識を紹介。   http://www.1alleyoop.com/area/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  ◆ イベント情報 ―― 山小屋・開山祭・コンサートなど ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  7月1日(火)  △岩手山 『山開き』(岩手県)    http://www.hachimantai.or.jp/  △月山 『夏山開き』(山形県)    http://www.yamagatakanko.com/  △鳥海山 『夏山開き』(山形県)    http://www.yamagatakanko.com/  △谷川岳 『山開き安全祈願祭』(群馬県)    http://www.town.minakami.gunma.jp/  △富士山 『お山開き』(静岡県・山梨県) ※6月30日前夜祭    http://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/    http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/kankou/event/  △御嶽山 『開山祭』(長野県)    http://www.ontake-web.sakura.ne.jp/event/natu.html  △伊吹山 『山開き』(滋賀県)    http://www.city.maibara.shiga.jp/  △石鎚山 『山開き』(愛媛県) ※7月1日のみ女人禁制の場所があります。    http://www.city.saijo.ehime.jp/kankou/isizuti2.htm    http://www.shikoku.ne.jp/ishizuchi/topix/to-top.htm  ------------------------------------------  7月5日(土)  △飯豊山 『山開き』(山形県) ※7月第1土・日曜日    http://www.town.iide.yamagata.jp/  △会津駒ヶ岳 『夏山開き』(福島県) ※7月第1土・日曜日    http://www.oze-info.jp/event/  ------------------------------------------  7月6日(日)  △羅臼岳 『安全祈願祭』(北海道) ※7月第一日曜日    http://www.rausu-town.jp/  △燧ヶ岳 『夏山開き』(福島県)    http://www.oze-info.jp/event/  △雨飾山『山開き』(新潟県・長野県)7月第1日曜日    http://www.nagasuki.jp/otari/archives/9422/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  ◇ イベント情報・山の想い出などメルマガに掲載しよう!  □  http://www.yamajikaze.net/basecampmail/ezcom.cgi ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  登録・解除  まぐまぐ:http://www.mag2.com/m/0000032091.htm  または :http://www.yamajikaze.net/basecamp/   メールでの解除依頼は受け付けておりません。   うまく解除ができない場合は、直接「まぐまぐ」へお問い合わせ下さい。 --------------------------------------------------------------------  メールマガジン名:@ベースキャンプのアウトドア通信  発行者:山路風ネットワーク メルマガ編集係      http://www.yamajikaze.net/  掲載情報および、リンク先のサイト情報に基づいて遂行された活動において  発生したいかなる人物の損傷、死亡、所有物の損失、損害に対してなされた  すべての責任は負いかねます。  念のため、お出かけ前に現地での情報をご確認することをお勧め致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━