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春の山歩き

まだまだ危険がいっぱい

春になり暖かくなれば野山に出かけたくなますね。
春山登山で注意しなければならないのは雪崩(なだれ)と熊などの動物です。
雪崩や熊に襲われケガや遭難死など毎年繰り返し報道されています。
山の麓は雪が無くても、高度が増すに連れて残雪が多くなり、雪崩となって襲ってくることがあります。
また、冬の間に岩に浸みこんだ水が凍って膨張し、今まで雪に押し込まれていた岩に亀裂が入り雪解けとともに崩壊しすくなっていることがあります。

このような崩壊は、小石がバラバラと落ちてくるのではなく、一気に襲ってくることがありますので要注意です。
高山帯では、雪が溶け出しますが、太陽によって表面から、地熱によって雪の下面からも溶けて行きます。
もちろん、溶けた雪の表面はベチャベチャとして歩きにくいことは当然ですが、問題なのが雪の下に川の流れができ雪洞ができていることです。

もし、知らずにその上を歩いて崩壊なんてことになったら大変です。
その下に水流があれば流されたりしますので発見が難しくなり死に至ることがあります。

とにかく、柔らかくなった春山での残雪には注意が必要です。
状況によっては、ロープワークのトレーニングを行い、二人一組となり、コンテ(コンテニュアス)もしくは、スタカットによる山歩きが必要な場合も安全対策のひとつです。







アンザイレン

二人以上が相互確保のためにザイルで体を結びあうこと。
片方が墜落したときに、他方がザイルを使って墜落を食い止める。

コンティニュアス/コンテ

(1)ザイルで結びあった2人(以上の者)が同時に移動する登り方。
トップはランニングビレーをとりながら、セカンドは回収しながらの登り方。
(2)複数のピッチを連続して登ること。
ピッチとはクライミングの1区切りで、ロープの長さ(50m前後)に相当する。

スタカット/隔時登攀

ザイルで結びあった2人(以上の者)のうち、常に1人だけが移動し、他方は確保している。
これを繰り返して交互に登る登り方。
トップが登攀しているとき、セカンドが確保している登り方。 参照ページ

春山でのもうひとつの注意事項として、虫と熊などの動物対策です。
虫や目覚めたヘビ、熊などによる被害があります。
ヘビや熊は早々には遭遇しませんが、虫は、どの山に入ってもいます。

まず、虫に噛まれないようにするには、暑くても肌を出さないようにします。
小さなブユ(ブヨ)や蚊などが気づかない間に顔を刺したり、目に飛び込みその周辺を刺すことがあります。
毛虫、ヒルなどにも注意が必要です。

とにかく、肌を露出しないことが大切です。
また、気温が上がる昼から夕方は、虫の動きが活発になりますので、できるだけ早朝の出発、昼過ぎの下山、到着に心がけましょう。。



夏の山歩き

「梅雨明け十日(とおか)」という天気のことわざがあります。
梅雨が明けてからの10日間は、晴れの天気が続きやすいことから生まれたことわざです。
天気の影響を直接受ける登山では、梅雨が明けた後を見計らって、10日以内に出かけると、比較的いい天気に恵まれます。

この「十日(とおか)」は、梅雨と夏の太平洋高気圧が、10日周期で強くなったり弱くなったりすることからきているそうです。
沖縄地方では梅雨明けしましたが、これから九州から東日本にかけて梅雨が明けます。
この機会が絶好の登山日和



梅雨前後の降雨の確率(梅雨のない北海道、東北地方の一部はのぞく)

梅雨明け前では :35%から55%、
梅雨明けから10日では :15から20%
梅雨明け11日から20日では :20から30%

でも、夏山の天候は変わりやすいので注意しなければいけません。

今まで晴れていたのに突然カミナリが発生し雷雨になったりします。
そんようなときは、慌てず安全な場所を見つけて過ぎ去るまで待つことです。
快適登山の知識「自然の驚異、山の雷について」をごらんください。


雨が降ったら決して谷筋には行かない!
小枝、葉っぱなどに水が堰き止められ徐々に水かさが増し、水量が限界に達すると堰が一気に破壊し途中の土砂や石を押し流し、恐ろしい鉄砲水となり大きな被害を起こします。

夏山ではよく蜂など虫に遭遇

世間で言うスズメ蜂は、林や土の中に巣をつくりますが、山では土の中に巣づくりをする土蜂がいます。
土の中に巣があるため巣がどこにあるのか分かりません。
蜂は一匹飛んできて人の周りを飛び回るようなとき、偵察の蜂かも知れませんので手で追い払わず、静かに通り過ぎるか退散します。

数匹以上飛び回るようであれば、危険信号で突然襲ってくるかも知れません。
このようなときは、近くに巣があることがありますので、静かにその場を立ち去りましょう。
護身用として、蜂の毒素を分解する薬(重曹、アンモニアなどアルカリ性の安全な薬)・殺虫剤(エアゾール式のもの)などを携帯しましょう。

もし、蜂襲ってきたら、まずエアゾールで吹きつけ蜂を退散させます。
運悪く刺されたときには、蜂の毒を分解させるため、一刻も早く全身にアルカリ分を循環させるため、素早く一つまみ程度の重曹を飲みます。
また、刺された患部にはアンモニアまたは重曹を唾液で濡らし擦りこみます。
人によっては蜂に刺されるとショック死を起こすことがありますので、ただちに下山し、すぐに医者に行くことが大切です。
蜂は甘い物を好みますので、ジュースなど不用意に置いておくと中に入りこんでいることがありますのでご注意ください。