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秋の山歩き

秋の天気

例年のごとく9月なっても残暑の厳しい年が続くと思いますが、北の北海道や東北地方、日本アルプスなど高山域では、一歩一歩秋の装いになってきます。
9月後半になると、秋の長雨をもたらす秋霖(しゅうりん/秋雨前線)が去り木々や草が色づいてきます。
そして10月〜11月になると、紺碧の空の下ナナカマドの紅葉や樺の黄葉が緑の針葉樹と重なり合って見事な景観を醸しだします。

これは、9月になると、太平洋高気圧と大陸の高気圧が日本列島の上空で停滞し秋霖の長雨をもたらしますが、大陸の高気圧は勢力を増し日本列島の北西から東へ移動を開始します。

大陸性からの移動性高気圧は、気温が低く乾燥したさわやかな風となって日本列島を覆い、世界に類を見ない錦秋を映し出します。

しかし、好天をもたらした移動性高気圧は数日で日本列島から離れ、一時的に天候が悪くなります。
天候悪化による秋の雨は、冷たく時には雪やみぞれが混じることがあります。

秋の山歩きでは、夏山と違ってしっかりとした防水着(合羽/レインウェア)のほか保温、発汗性のいい服装で出かけましょう。
もちろん化繊、シルク系の下着を穿き、防寒用としては、セータやフリースのジャケットをレイヤードしておけばいいでしょう。

秋の後半に入ると、気温もかなり低下してきますので、保温性が高く発汗性のいい素材のウール、ポリエステル系の衣服や雨や雪に強い登山靴やスパッツなどの雪山装備が必要となってきます。
また、この時期は急な天候異変がありますので、軽量で保温性耐水性の高いツェルトやアルミ保温シートを持参することをおすすめします。

秋の山歩き

夏も終わりに近づくと、朝夕めっきり冷え込みます。
とくに1000m付近の山でも、20℃以下となり風が吹くとさらに体感気温が低下し10℃以下に感じてしまいます。
まして2000m、3000m級の山では、風が無くても0℃近くになってしまい、深夜になるとさらに気温が低下し低体温症になります。

最近の残暑が厳しく、日中は真夏のような暑さがが多くなりましたが、空を見上げると空気も澄んですがすがしい青空が広がり秋の訪れを感じます。

これは、夏には太平洋高気圧による湿った空気中の水蒸気が光を乱反射し霞がかかったように白っぽく見え、秋になると、中国大陸からの乾燥した移動性高気圧によって空気が澄み渡り、上空くまで雲がよく見えます。

夜も同じで、秋の名月と称賛されるのはこのようなことからだと考えられます。

でも、この時期低気圧と高気圧が日本の上空を交互に通過するため、天候が変わりやすいのもこのころの特徴です。



したがってこの時期は、高山帯でなくても雨に濡れることで低体温症と疲労による病気などで凍死に至ることがあります。
凍死って言葉を聞くと氷点下の状態を想像してしまいますが、氷点下にならなくても体温を奪われると凍死することがあります。

対策として、体の内部が雨や汗に濡れない服装と、熱を奪われない防寒対策をすることが大切です。
滑りやすい急斜面では、下降時スリップによる転落をしないよう重心がぶれないよう足場を良く確認しながら歩くよう心がけます。

この時期は、冬も混在することを認識した山歩きにしてくださいね。
晩秋にになると、広葉樹の森では、登山道を覆い隠すように枯葉などで敷き詰められますので・・・。
見透しは良くなりますが、降雪中の雪山の歩行と同様に登山道が埋もれてしまい見えなくなって道迷い、転落、怪我、遭難なんてことにつながることもあります。
GPSや地図にて自分のいる場所を確認しながら歩くことが大切です。