メ ニ ュ ー
山の歩き方
これからの山歩き
登山のすすめと歩き方
山でも頭と体は清潔に
春や夏の山歩き
秋の山歩き
3000メートル級の登山
登 山 用 品
下着・靴・雨具の選び方
帽子・靴下・スパッツ
登山靴の種類と選び方
ザックの選び方
ザックのパッキング方法
地図・コンパス...
水筒・ランプ...
コンロの選び方
家での登山用品の保管
アウトドア関連メーカ
知     識
山小屋・ヒュッテの知識
山歩きとマナー(自然編)
危険な植物
危険な動物や昆虫
3,000m級の山での知恵
もし道に迷ったら
山での雷について
遭難と救助
緊急連絡カード
遭難しないために
山の想い出と出合い
秋〜早春登山
秋山と早春の登山装備
雪山は危険?
冬期登山と装備
雪山の歩き方
ビバーク/天気を読む
本情報に基づいて遂行された活動において発生したいかなる人物の損傷、死亡、所有物の損失、損害に対してなされた全ての求償の責は負いかね ます。念のためお出かけ前に現地での情報をご確認することをお勧めします。
無断転載禁止
はじめに

最近、無計画、無謀な登山者が見受けられます。
けがをしてうずくまっていても知らぬ顔、尋ねてもも生返事、たとえ本人の不注意で起こってしまったときでも、アルピニストとしてそのような対応でいいのでしょうか。

登山には、アクシデントがつきもの、気象予報も完璧ではありません。
このようななかで、安全登山を心がけていても絶対安心ってことはありません。
もし、事故・遭難から救助されて一安心と思っていたが、後日請求書をみて愕然。
「ころばぬ先の杖」ではありませんが、保険に入っていれば・・・。
なんてことに・・・。なるかも知れません。

もちろん、身近な方を含め登山予定書(登山届け)の告知と提出、無理な計画を立てず、無謀な登山をしない。
パーティー登山であっても、撤退する勇気を持つことが大切です。

もしもの時に・・・そのようなことで、ころばぬ先の杖、山での遭難・事故と山岳保険について、一読してみては!如何でしょう。



山で遭難や事故を起こし、救助を依頼したときの費用は・・・?

海難事故の場合、基本的には救助にかかる請求はありません。
しかし、陸上では、そのようなわけには行きません。

もし、山で遭難事故が起こった場合相当な費用がかかります。
民間のヘリコプターが出動すると30分で50万円が一般的で、一回の捜索で約200万円〜250万円程がかかると言われています。

現状では、警察・自治体のヘリコプターで救出・搬送された場合は、被救出・被搬送者には費用の負担はありません。
しかし、携帯電話の普及などにより安易な救助要請が増え、本当に救助を必要としている遭難者を死に追いやってしまうことがあります。

このようなことから、一部の自治体では有料化の話も出ています。
     写真:静岡県警遭難救助ヘリコプター

民間の山岳遭難防止対策協議会などにお願いした場合、

夏季での一人当たりの日当は3万円 また、夜間の場合5万円 厳冬期では一人当たりの日当として10万円が一般的な相場のようです。
(地域によって異なります。)

また、追加費用として交通費、宿泊代等が加算され、遭難救助費用として多額の費用が請求されることになります。

もし、遭難死の場合、ご遺体が発見されないときは、一般的に加入している生命保険会社からの死亡金を受け取ることができないようです。


山岳保険って?ありませんって言われましたが・・・。

 現在「山岳保険」と言う名の保険は販売されていないようです。
「山岳保険」は、旅行障害保険、スポーツ障害保険などのなかに、登山のための付加保険として契約する普通障害保険を私たちは山岳保険と呼んでいます。

また、最近では「登山などにかかる山岳保険」で遭難したときの捜索や救助などの費用を保障し、けがや死亡の場合は保険(共済)金を支払う制度があります。

おもなものでは、山岳団体と民間の損害保険会社がタイアップしたものなど、様々な保険があり参考までに掲載しておきますので、もし契約される場合、後々のトラブルが無いよう、納得行くまで吟味してください。

  日本山岳協会 山岳共済

  モンベル 野外活動保険

  モンベル 山岳保険

  日本費用補償少額短期保険 レスキュー費用共済

  山岳ガード 有限会社セブンエー

  木村総合保険事務所(有)山を愛する方の保険

  木村総合保険事務所(有)オールラウンド遭難捜索費用保険

  (株)CIS ホールディング ハイキング保険


【1回限りの山岳保険】
  トレッキングプラン 保険スクウェアbang!レジャー保険

  アルピコ保険リース 上高地山岳保険


保険に加入する場合加入後トラブルの無いよう、必ず確認しておきましょう。
HTML版は、山路風ネットワーク掲載サイト、「Bird's View」さんのページをごらんください。


◇筆者のつぶやき

以前ある街中で小太りの中年の男性に出合った。
その中年の男性は、新聞を片手に持って、
「もうそろそろ雪が降り出すころとなりましたねえ・・・今でも低い山でも遭難する騒ぎがありますね。」
何気なく言った。
私は、「そうですね。高い、低いは関係ないですよね。」
その男性は、不満そうに
「低い山はすぐ降りられるけど、高い山はなかなか降りられないから・・・。」
「何で危ない雪の山に登るのかわからん・・・。」
私は、心の中で
「自然の怖さは、遭遇しなきゃわからない・・・。」
でも、気象を読む、無理をしない、雪山の単独登山はしてはいけないと思いつつ、
「冬山は、登らない方が安全ですよね。」
と言ってしまった。
車に乗らず、家の中にいれば交通事故はありませんが、つまり何もしなければ何も起こらない?・・・。
じゃー何のために生きているのか?
この方、何の楽しみで生きているんだろう。
なんだか、冷たい風が吹き抜けてしまったような気持ちになった。

でも、アウターな小生は、とにかく情報、装備、気象などなど注意を怠らず山に入るしかないのでは・・・。
山に行くことができないときは、ピッケルや装備の手入れも楽しみの一つにしている昨今である。