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3,000m級の山での知恵

標高3,000m級での高山病について述べてきましたが、標高3,000mでの気圧は、おおよそ700hp(ヘクトパスカル/ゼロメートル=1013hpの場合)ですので平地の4分の3の気圧になります。
この平地の4分の3の気圧による、身近な現象を考えてみたいと思います。


標高が上がるにつれて呼吸をするのが辛くなってきた

標高が上がるにつれて呼吸をするのが辛くなってきます。
2,000mを越え涸沢に着き、涸沢小屋が目の前に見えもう少しで到着かと思い、目の前の石段を駆け上がろうとすると足が重くてなかなか進まないってことがあります。
石段をゆっくり進んでも、10段ほどで立ち休みをしないととても登れない。
いくらゆっくり歩いても必ず息が上がってしまいます。
原因は、高度が上がるに連れ気圧が下がり酸素濃度も低下し、酸素を体内に十分に取り入れることができず血中酸素濃度も低下するためだと言われています。
このようなとき、歩くのをやめゆっくりと深く呼吸をし、体を整え落ち着けばまた歩く、これを繰り返すことです。
また、体が環境に順応するのに時間がかかってしまいますので、一気に高度を上げないでできるだけ長時間休み、少しづつ高度を上げ体を順応させて行くことが大切です。
めまいがしたり、頭痛などの症状が現れる場合は初期の高山病の疑いがありますので【もし急性高山病になったら】をごらんください。


なかなか火が着かないとき

高山や冬場ではコンロ(バーナ)が着火しなくて調理ができなかった、お湯を沸かすことができなかったなどの経験がありませんか。
とくに、2,500m以上では、市販の電子ライターなど使用できないことがあります。
このようなことから、現在では登山用のライターやマッチが販売されています。
そこで現在市販されている着火装置のライターについて述べてみたいと思います。

防水マッチ
多少の水に濡れでも使用できるマッチで、コフランやモンベルなどから販売されています。
多少の雨や水にも強く標高の高いところでも問題無く使えます。

マッチケース
防水性にすぐれたマッチケースで、さらに耐水性にすぐれています。
(マッチは別売)

電子ライター
現在多く市販されているライターで、俗に100円ライター(バーナーに付いている着火装置もこれと同じ)です。
高山、冬期ではまず着火しないと思っていいでしょう。
(チャッカマンは使用可)

フリント式ライター
直径2mmほどの黒い鉛筆の芯のような火打石(フリント)がついている旧式の100円ライターで、着火の仕方として、ライターを体温程度に暖めておき、ガスを少し出しながら火打石(フリント)を擦れば着火します。

ZIPPOオイルライター
高山、冬期でも着火しますが、かなり時間がかかります。
ライター本体を暖めてから石摺りを数回繰り返すと着火します。

そのた、ターボライター 燐寸(マッチ)バーズアイマッチ
これらは、機内の持ち込みが厳しく規制されていますので、搭乗前に必ずご確認ください。


高山でのパッキング(収納)、調理について

薄いプラスチックケース(包材)について

標高が上がるに連れて気圧の低下、気温酸素濃度の低下、気温の低下などをまねきます。
まず、気圧の低下によってポリやビニールで包装されたお菓子など目いっぱい膨らんでしまって今にもはち切れそうになってきます。
登山口では、ザックのパッキングが良かったけど、頂上に着く頃ザックがパンパンに膨れてしまったなんて経験があったと思います。
対策として、これらで包装されたものは、あらかじめ小さな穴をあけ内圧と外圧が同じにねるようにすればパンパンに膨張することがなく安心ですね。

缶ビール、密閉容器の開け方

平地でも缶ンビールや瓶に入った炭酸系飲料は穴から溢れて出し、そのあたりを濡らしてしまったことがあると思います。
高地ではなおさら、ポイントはキャップを開け方でこぼれたり、一気に噴出?するのを防ぐことるができます。
蓋は、ゆっくりと小さな穴が開く程度に開けます。
もちろん、炭酸系飲料は、絶対に振らないようにすること、ある程度中身が落ち着くまでそっとしておくことが大切。
そして泡が出なくなったら少しずつ開け最後に蓋を全開にしてください。
炭酸飲料でなくても缶コーヒなど熱処理をしたものであれば、外気圧が下がっているときは、あふれることがありますのでご注意してください。

高山での調理

高山での調理は、暖めてもとに戻す調剤が便利ですね。
でも沸点が下がりますので調理に時間がかかりますが・・・。
92℃程度で調理できるものを選定しておくことが大切です。
(1,000m→沸点97℃/酸素濃度88% 2.000m→94℃/78% 3,000m→92℃/68%)圧力鍋を持って行くこともできず辛抱するしかありませんが、山小屋などでは圧力鍋など使い大変苦労して調理をしていることに感謝しなければならないですね