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本情報に基づいて遂行された活動において発生したいかなる人物の損傷、死亡、所有物の損失、損害に対してなされた全ての求償の責は負いかね ます。念のためお出かけ前に現地での情報をご確認することをお勧めします。
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山道に迷ったことから起こる遭難事故は、遭難事故の3分の1を占めています。
滑落、転落事故や披露による凍死などは、通常コースからはずれたことによって発生することが多い。
”勘”をたよりに歩くことなどもってのほか、山中の道はたえず変化しているという認識のもとに歩くことが大切です。


スズメバチ

スズメバチから身を守るには。
スズメバチは、黒くて動くものに対して反撃や攻撃する習性があります。
したがって黒髪や目も攻撃の対象になりますので、野外では、白っぽい帽子や、白っぽい色の虫除けネットを被りましょう。
また、刺激の強い香水なども危険で甘い香りの香水は特に危険ですので、山歩きでは、むやみに香水の使用避けましょう。
もし、蜂に出会ったら体を低くして、急に動かないようにしてハチが遠ざかるのを見て、そっっとその場から遠ざかりましょう。
怖いからといって、走りながら急いで逃げてはいけません。
また、棒や手で払い落とすなどの行為は絶対にしてはいけません。蜂は、攻撃されたと思い反撃してきます。
◇ハチの巣に近づかない。
ハチに限らず刺激をあたえないことが肝要です。
スズメバチは、軒下、垣根、地中、岩の裂け目、枯れた木の穴などに巣をつくりますので、数匹のハチが飛びまわっていれば近くに巣がある確率が高いと考えられますので、大声を出したりスティックや手を振り回したりしないで、静かにその場から遠ざかりましょう。
もし、スズメバチに刺されたら。
スズメバチやアシナガバチに刺されたら。応急処置として毒素(毒液)をしぼり出しながらきれいな水で流しましょう。(市販の吸引器があります。)絶対に口での吸引をしないこと、毒素を飲み込んでしまいます。
刺された患部を水などで冷やすことによって、血管が収縮して毒素の流れを遅らせて、炎症を遅らせることができます。
(注意:刺されたら尿を塗るといいといわれていますが、何の根拠もなく、返って悪化させてしまうことがあります。)
応急処置がすんだら、至急近くの病院に行き治療をしてもらいましょう。
(※スズメバチに刺された人の体質にもよりますが、以前刺された時に体内に抗体ができていると、再び刺されるとアレルギー反応を起こすので注意を呼びかけています。・・・刺された直後から血圧低下などのショック反応「アナフィラキシー」を起こし、呼吸困難などで死にいたるといわれています。)
(スズメバチに一度刺された経験のある人は、抗体ができているので再度さされるとショック死する危険性があるのです)


ムカデ
ムカデは、本州以南に生息しています。
ムカデは夜行性で、竹藪、茂み(藪)、畑、草むらなどに多く、昼間は石の下や枯れ木の下などにいます。
夜になると辺りを徘徊し虫を捕まえて食べます。
普段は、地面近くで活動しますが、獲物を求めて木などにもどんどん登っていきます。
したがって、家の中にもお構いなしに入ってきます。
ムカデは、体に触れる生き物を餌だと思い噛みついたり、危険から身を守るために噛みつくこともありますので、手で摘んだり足で踏んづけたりしないで、長いハサミなどで摘んで金槌などで頭をたたきます。
そうすると、動きが鈍くなりますので、後は、密閉容器に入れて処理すればいいと思います。
(家の中では逃がしてはなりません。一匹いればまだ一匹いる=つがい=ともいいますが・・・)
ムカデは、少しの隙間でも容易に入り、家の中の人にも容赦なく噛みつきます。
中でも、大型のムカデは非常に強い毒性を持ち、噛まれると激しい痛み、発赤、腫脹があります。
重症の場合は潰瘍や発熱、リンパ節炎も引き起こすこともあります。
ムカデの多い地域では、靴の中や傘の中にに潜んでいたりしますので、確認して履くようにしましょう。
噛まれてしまい体調変化や体調不良になる場合は、医師の手当てを受ける必要があります。
なお、病院や薬局で入手した塗薬(虫さされ、かゆみ、痛み止め)で回復することもあります。


チャドクガ
4月から10月くらいに年2回ツバキやサザンカの葉に発生します。
体型は、淡黄褐色で成長すると25mm程度となり群れていることが多く毒針毛は脱皮殻にも長い間残るため、死んでいても数週間は毒が残り風に漂って行き刺されることがあります。
したがって、刺された記憶がないのに刺されてしまった場合、恐らくチャドクガの毛だと思います。
刺されると数週間激しい痛みや痒みが続きます。
セロハンテープなどで貼って剥がして毒針毛を抜き取り、長く時間をかけて水で洗い流します。
その後抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗ります。


ドクガ
食性は植物食で、幼虫はカキ、コナラ、ハマナス、イタドリ、サクラなどの植物の葉を食べ成虫は何も食べない。
幼虫の発生期は6 - 8月で、体色は黒く背面にオレンジ色の筋模様が入っている。
幼虫の毒針毛が付着(成虫は尾毛、蛹は繭)し、触れると毒針毛による被害を受け赤く腫れあがりかぶれてかゆみは数週間続きます。
駆除には、決して掻きむしらず、セロハンテープなどで貼って剥がして毒針毛を抜き取り、長く時間をかけて水で洗い流します。
その後抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗ります。


イラガ
幼虫は別名を「イラムシ」とも言い、ライムのような鮮やかな緑色や薄茶色、概観はウミウシのような形状をしている。
イラガは、7月から10月に柿の木やバラ科の木に発生し、梨、りんごの木の葉の裏側に大量に生息していることが多い。
大きさは、3センチほどになり、刺されると電撃的な痛みが走る。

刺された場合、抗ヒスタミン剤やアロエの葉の汁を塗布するのが有効であるとされる。
ひどい場合は皮膚科等で処置をする必要がある。
駆除には市販のピレスロイド系物質含有の殺虫スプレー(蚊、ゴキブリ用など)が効果的である。


ヌカカ
米粒のように小さいことからこの虫をヌカカ呼んでいます。
体長は、1ミリから数ミリで、川辺などで固まって渦を巻いたように飛んでいます。
この中で蚊と同じく産卵期を迎えたメスが吸血します。
活動時期は6月〜8月です。
予防方法として、防虫スプレーでスプレーしておきます。

蚊と違って刺咬された直後はあまり痒くありませんが、1日〜数日後激しい痒みと腫れが起こります。
ジエチルトルアミドが配合された防虫スプレーはよく効きます。

ヌカカに刺咬された部位の症状が激しい場合にはジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミンのいずれかを主成分とした「痒み止め薬」が有効で、フルベアン・コーワ・テープを貼ると3時間くらいで腫れもかゆみも止まります。


ブヨ・ブユ(ブヨは別名、ブユとかブトとも言われます)
ブヨの場合、ぶんぶんと飛び回り、手や腕、首筋など露出しているところや、薄着の背中なども噛まれます。
噛まれると一瞬激痛が走るのですぐに分かります。

噛まれないためには、ネットを装着した帽子や手首を露出させないことですが、暑い夏ではそうも行きません。
このようなときは、あらかじめ防虫スプレーを吹き付けて起きましょう。


アブ
アブには、蝿(ハエ)に似たものや蜂に似たものがあり、5〜9月に発生し、成虫の寿命は10〜30日程度です。
ほとんどの種は幼虫期中に越冬し、春および初夏に成虫になります。
アブが木陰で休むことから木陰で休憩するときには注意しなければなりません。
でも、日の出から3時間後、日没2時間前の時間帯がアブの食事(吸血)のピークですからこの時間帯以外は安全かも知れません。
つまり、真昼の暑い時間帯がアブにとって苦手な時間帯です。

アブに噛まれたときは、直ちに血をすぐに爪などで強く押し出し、抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗ります。


ヤマビル
ヤマビルは、地上の落葉の下などに潜伏してじっとしているが、人間など大型動物の接近を二酸化炭素や振動、熱などによって感知して草や木に登り、体を長く伸ばして(3から5センチになる)直立し、その先端をクネクネと振り回し、動物の足や体に付着させ、前後の吸盤でシャクトリムシのように移動して皮膚の柔らかいところに移動して吸血を始める。

一般的には、シカやイノシシがおもな宿主とされている。
その他、ツキノワグマ、ノウサギ、タヌキ、ニホンカモシカ、ニホンザルなども吸血されることが確認されている。
これはヤマビルが血を吸い込む力が弱いため、血圧の高い大型獣が狙われる一因と思われます。

人の場合、衣服の中に入り込み吸血することもあり、靴下など目が粗ければ頭をその隙間から突っ込んで吸血する例もあります。
とにかく取り付いてからの移動時間は意外と早いそうで、登山靴に取り付いたものが靴下に潜り込むまで30秒という。

雨の時には活動はさらに活発になり、樹上に登って枝葉の先からぶら下がり、動物のより高いところにもくっついてくる。
ビニールのカッパは張り付きやすいため、足下から首まではい上がるのに1分程度ととも言われています。
吸血は、先端側の吸盤にある口の中の顎によって皮膚を食い破り、血液凝固を阻害するヒルジンという成分を注入する。

そして約1時間で満腹になるまで吸血するが、その間に水分を排出し、その成分を濃縮します。
対策として、入山前にヤマビルなどの有無の情報収集を行い、山中や草むらではむやみにさわらない。
また、草が生い茂る場所では休憩しないで、できるかぎり乾燥した石の上や広い場所にシートなどを敷く。
吸血性昆虫は一般的に朝夕活動するものが多く、早朝、夕暮れ時には虫を確認しにくいので、この時間帯の行動を避ける。

着衣は長袖シャツ、長ズボン、厚手の靴下が原則で、手袋やスパッツも虫の付着や侵入をふせぐのに有効です。
もちろん、その他の防虫対策にもなります。
外衣は、表面がなめらかで緻密な織りの化繊維製品の着用が望ましい。(防水撥水性が良く保温性のある化繊生地のもの)。

ヤマビル対策には厚手の長い靴下と、くるぶしを覆う登山靴がベスト。
ヤマビル用の防虫剤は、速効性があり、強力直線ノズルにより3〜5メートル先まで薬剤き人畜、野生動物、魚類、甲殻類などに対して低毒性の薬剤臭が少なく、不快感が無くコンパクトなので、持ち運び(携帯)に便利な駆除スプレーがあります。

ローションのほか、軟膏タイプもありますので1〜2時間間隔で塗布し、防虫剤を吹き付けたタオルを首に巻くのもいいでしょう。
駆除スプレーを塗布し、ヤマビルを取り除いた後、忌避剤、通気性のよい大きな救急絆創膏、傷口洗浄用の水、消毒薬(ヒルの除去にも有効)、抗ヒスタミン剤含有ステロイド軟膏などを塗布しましょう。

ヤマビルの詳細ページ:ヤマビル研究会
スーパーヤマビルジェット:(株)イーライフ


マムシ
マムシは、日本全土に分布する全長45-80cmの動食系のヘビ。大きい物では1メートル近くになるものもいる。
なかでも北海道の個体は大型で、60cmを越えることが多く、森林やその周辺、里や山にも生息しています。
マムシは、ほとんど噛み付くわけではありませんが、年間約3,000人が被害を受け、死者は5〜10名程度出ています。

特に、本州以南にマムシが多く生息していますが、しっかり注意することによって、マムシに噛まれることを防ぐことができます。
踝を包むことができるハードタイプの登山靴を履きライトタイプのハイキングブーツを避けましょう。
マムシに咬まれた場合の応急措置として「口で毒を吸い出す」と言われているが、素人による切開・毒素の吸引は絶対に行わない。
できる限り速く処置可能な医療機関でマムシの抗毒素血清投与などの治療を受けてください。

一般的に6時間以内の血清投与が推奨されており、少なくとも24時間は経過観察が必要とのことです。
血清投与に際しては、アナフィラキシー・ショックに十分注意し投与する。
血清投与に関わる諸問題を回避するため、台湾に自生するタマサキツヅラフジ (Stephaniecepharantha )から抽出されたアルカロイド系のセファランチン( Cepharanthin )が使用される場合があるそうです。(参照:Wikipedia)
なお、初期手当ての仕方は、119に通報した時、お尋ね下さい。


ヤマカガシ
ヤマカガシは、日本の本州、四国、九州、佐渡島、隠岐島、壱岐島、五島列島、屋久島、種子島に分布する有毒のヘビで、南西諸島や小笠原諸島にはいません。
全長は70 - 150cm、頭胴長は55 - 120cm。体色は地域により非常に異なりますが、おもに褐色の地に赤色と黒色、黄色の斑紋が交互に並んでいます。

関東地方の個体では斑紋がはっきりしているのに対し、関西地方の個体ではややぼんやりとし、中国・四国地方の個体では濃紫色の個体が多く、頸部背面には黄色の帯があり、幼体ではより鮮やかで、成長するにつれてくすんできます。
この黄色の帯も個体によっては表れなくて、胴中央付近の背面の体鱗数は19列あり鱗には強いキールがあります。

ヤマカガシはアオダイショウ、シマヘビとともに、日本本土でよく見かけるヘビの一種で、同じ毒蛇であるニホンマムシと比べても生息数は多く、水田などを活動の場とすることで人との関わりも深い。
ヤマカガシはカエルをおもな食料とするため、日本人の農業、特に水田の発達とともにヒキガエル(毒性がある)や他のカエルの繁殖地が増加していき、それに伴って発展していったものと考えられています。

しかし近年は、水田の減少、農薬の散布などで、カエルの減少ともに、個体数は減少しているようです。
とくに都市部では、見かけることは極めてまれになりました。(参照:Wikipedia)

ヤマカガシの毒はハブの10倍の強い毒を持ち、1984年に愛知県で中学生がヤマカガシにかまれて死亡した例がありますが、普段は大人しい蛇ですのでむやみに威嚇しない限り噛みつくことはないそうです。。
なお、ヤマカガシは、前歯は無毒ですが、奥歯には毒があります。

首筋からも毒を分泌し、これが目に入ると一時的に視力が低下、最悪の場合は失明の恐れがあります。
ヤマカガシの血清は設置されている機関がほとんどない状況で、ヤマカガシ血清が必要な場合は、日本蛇族学術研究所 (0277-78-5193)へ連絡してください。