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ザックの収納(パッキング)のしかた

登山には、国内登山の場合、一般的に日帰り、山小屋泊、テント(幕営)泊、山小屋と幕営併用型に分類されます。
テント(幕営)泊であっても、朝食・夕食は、山小屋を利用したり、山小屋泊でも、食事は自炊などの場合があります。

それぞれ朝食、昼食、夕食は、それぞれの山行スタイル、や登山スケジュールによってパッキングの仕方、量が変わってきます。
たとえば、山小屋泊の一泊二日の登山では、炊事用品や食品は非常食以外不要となり、30リットル〜40リットル程度のザックが一般的。

これが、テント泊の場合、食材はもちろんのこと、コンロ(ラジュウス)、クッカー(コッフェル)、水、燃料のほか、テント、シュラフ(寝袋)、ランタン(懐中電灯)シュラマットなど多くの装備が必要となります。

これらの装備品は単独登山の場合、すべて一人背負うわけですから、相当量収納できるザックが必要となります。
これが、パーティー登山の場合、必要量の装備を分けてパッキングすればOKですから、ザックの大きさも単独登山にくらべて小さくてもいいですね。

要するに、登山形態、単独登山か、パーティ登山なのか、などによって一人あたりのパッキングにかかる装備品の量が変わってきます。

ここで、間違いを起こしやすいザックの選定ですが、ザックは大きければいいってことではありません。
つまり、登山におけるザックでは、「大は小を兼ねる」ってことは大きな誤りです。

なぜなら、大きすぎるザックは、不安定なパッキングになるばかりでなく、体にフィットしなくなって不自然な山歩きとなり、怪我や事故につながることがあります。

ザックは、体の一部にする。
これが楽しい山歩きの一歩となります。

そこで、ここでは、ザックのパッキングについてご紹介します。


ザックのパッキング(収納)詳細

パッキングリスト・装備リストは、下記当サイト内にあります。

登山装備と注意事項

パッキングリスト

重いものは上、軽いものは下

・基本は、軽いものを下に、重いものは上に入れる。
重いものを下にした方がしっくりするように思いますが、腰や肩にダメージをかけてしまいます。
・ザックの重心は、肩胛骨付近からやや下あたりになるようにします。
体を前に曲げたとき、曲がった背骨に重心が来ないようご注意ください。
・ただし、小容量のザックや登攀の場合バランスを良くするため、下部を重くする場合もあります。


頻繁に出し入れするもの、緊急に取り出せるものは上

・実際には、レインウェアなど軽いからといって底の方に入れておくと雨が降ったとき取り出すのに大変です。
したがって、必要に応じて収納位置を変えた方がいいと思います。


ザックを、上下層ではなく、上層、中層、下層に分ける。

・下層では、あまり頻繁に取り出す必要のない、着替え、寝袋、マットなど到着してから取り出せれば良いものを入れる。

・中層の場合、一本たてる(休憩など)とき、必要とするもの。
たとえば、食材、コンロ、ガス、クッカー、小物類、タオル、衣類など。

・上層では、すぐに取り出せるもの。
小物類、ファーストエイドキット、水、行動食(キャンディーなど)、セータ、固形燃料を入れ、その上には、雨具類(レインウェア、ウィンドブレーカ、ザックカバー)などを入れる。

・トップローディングは、ザックの上部に開口部があり、開口部は紐で絞ってトッパーで固定し、裏表にそれぞれファスナーのついた雨ブタで蓋をしています。
雨ブタには、行動中に出し入れするものを入れておくと便利です。


パッキングの知恵袋

・衣類などかさばるものは、圧縮袋に入れ紐で縛るとコンパクトになります。
また、その他衣類は、ロール状に巻き小さいポリエチレンの袋に入れ輪ゴムで縛るとコンパクトに収納できます。
(東京あたりでは、乳白の炭酸カルシューム入りのポリ袋がおすすめです。)

・圧縮袋をご使用の場合、高度が上がると気圧が下がりますので、2,000m以上の高山では使用できないことがあります。
また、ザックに目一杯収納すると、膨張して出し入れが困難となりますので多少の余裕を持たせておくことも大切です。

・コッフェルなど空間のあるものには、食材を入れておくとその分、スペースを小さくすることができます。
また、タオルは、パッキンの代わりにもなります。

・水は、タンクが満水の時はあまり揺れることはなく、歩行に影響が出ませんが少なくなってくると、歩くたびに上下左右に動いてしまいます。
タンクは、ザックの内側、中央(左右方向)に入れておき水の揺れの影響を小さくすることも大切です。

・最近は、空気の入らない点滴用の袋のようなものも多く出回っています。
なくなれば薄くなり、持ち運びに便利ですから。


サイドポケット、サブポケット

ザックによっては、サイドポケットの無いものが多く、ザック上部が、二層式になったヘッド部に収納ポケットがついたものが主流となっています。
いづれにせよ、地図、コンパス、カメラ、小物、水筒など頻繁に出し入れするものを収納するといいでしょう。


ウェストバック、スタッフバッグ

ザックに入れるとき、それぞれ機能的に小分けしてパッキングできるスタッフバッグがあります。
スタッフバッグは、登山用品店にありますので、これを使って整理すると、より小さくまとめることができると思います。
また、ウェストバックは、地図、コンパス、カメラ、小物など頻繁に出し入れするものを腹部に装着し、ザックを下ろすことなく出し入れすることできます。


注 意

身分証明書、保険証、お金など貴重品は、ズボンや上着のポケットに入れておきたいものです。
もし、ザックが体から離れたりしたとき、余計な心配をすることになり、ストレスがたまり、せっかく楽しいはずの山行が台無しになってしまうことがあります。


◇筆者のつぶやき

冬の朝は遅い。
早朝4時ころだったと思う。家内と石鎚を目指して家路を後にする。
たしか寒さが厳しい冬のことであった。家を出てから1時間ほど経ったころ、少し気になることがあり、家内に「登山靴積み込んだか?なー」って尋ねてみた。
「お父さん積まなかったの?」って逆に質問され、小生にとっては、家内が、家内のとっては小生が・・・。
やっぱり無い!!
夫婦信頼するのがいいことは解っている。
でも、この場合は別である。まさか、スニーカで登ることもできない。
仕方なく、家路に引き返しその他の装備品を取り出し、再び出発。
信頼と、確認は正しく別物である。それ以来装備品リストを必需品としている。