| 九重連山 吉部登山口〜坊がつる〜久住山〜稲星山〜水口岳・中岳・大船山 縦走記 2000.01.14〜2000.01.16 |
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
江戸時代 天台法華院の聖地として、開かれた地域で修験僧の、修行の場であった。 ”坊がつる”の”坊”とは、お坊さんがいた跡・”つる”とは、川など水場のある平坦地のことらしい。 |
||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
| 昭和53年NHKテレビの「みんなのうた」のなかで芹洋子さんが歌い一躍全国的に歌われるようになったものです。「坊がつる」と「九重の美しい山々」を想い浮かべつつ・・・・・「やまじ風」
|
|||||||||||||||||||
| 坊がつるの草原地帯 前方左は平治(ひじ)岳(1642m) 右後方が大船(だいせん)山麓です。 この写真ではその広大さが表現できておりませんが、アフリカのサバンナを想わせる広大かつ雄大な草原・湿原地帯です。 |
![]() |
|
||||
| 天台宗天台宗くじゅう山法華院白水寺のあったところ。 およそ600年の歴史がある。 坊がつる草原の南西のところの三俣山と中岳・立中山の麓にある。 江戸時代には、修験僧が出入りし、白水寺が栄えていたそうである。♂ |
![]() |
その後、明治の世になり、神仏判然令で廃寺となり修行の場から保養・温泉地として一般に開放された。 近年アルピニストの登山基地として利用され泊湯の湯治場の面影を残している。 最近の噴火で今は、透明の硫黄質の湯となっている。 |
||
| 法華院温泉山荘 |
||||
| 09:45am | 法華院温泉山荘出発。一路久住山などに向かう。肩の荷物が軽減された分かなり身が軽い。 翼を得た鳥のようである。 すがもり越えの火山性の浮き石に注意しながら、北千里ガ浜をめざす。 |
| 11:00am | 硫黄岳のすざましい噴煙が私たちを魅了させる。 盛んな噴煙を右に見ながら北千里ガ浜の広大かつ荒涼・殺伐としたゴーロ帯を歩く。 ゴーロ帯には、5cmほど成長した霜柱で覆われ雪の上より歩き難い。 火口付近からの亜硫酸ガスの臭いが鼻につく。 以前八甲田山系でガスによる遭難死亡事故があったのを思い出す。 黄色い丸印の石畳とケルンを確認しながら無事久住の別れに到着。 |
![]() |
||
| 久住の分かれからの阿蘇のシルエット(左から根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳) |
||
| 11:20am | 久住の分かれを左に巻き右に旋回して久住山(1,786.9m)登頂。 ここで祝杯をあげる。満面の笑顔だ。 山頂での食前酒(ビール)は格別である。 EIさん・KOさん・HKさんの楽しい響きが久住の山にこだまする。 リラックスしたKOさんと、HKさんがビールの味に浸っているようである。 穏やかな気分でゆったりとした時間が過ぎて行く。 雪を期待しつつも晴れ晴れとした天候にめぐまれ安堵感につい眠気が漂う。 |
![]() |
||
| 久住山頂(左からリーダさん・私・HKさん・KOさん・後方優雅な鳥の舞・EIさん) |
||
| 12:15pm | ひとときの休養を取り次の連山・稲星山をめざす。さーこれから気合いを入れて歩こう。! 路面は軟弱。足を取られやすいので一歩一歩足を置きながら歩行する。 久住山を下り久住・稲星のコルを過ぎ、なだらかな勾配を登ると稲星山だ。 |
| 12:45pm | 稲星山(1,774m)登頂。シャッターを数回押す。まだまだ行程がある。 長居は無用10分ほどで白口岳をめざす。稲星山の尾根から沢水・本山登山口の分かれを経て白口岳に向かう。 |
![]() |
||
| 稲星山頂の女性軍 |
||
| 13:20pm | 白口岳(1,720m)登頂。 白口岳の北が坊がつる・北西方向が硫黄山・西北西がめざす中岳・御池(みいけ)である。 本日スケジュール最後は、九州本土最高峰の中岳および、天狗ケ城を残すのみ。 |
| 14:00pm | 御池(みいけ)前に到着。数日前までの冷え込みによって一面凍結しているようである。 避難小屋(池ノ小屋)でシャッターをきり、右のなだらかな鞍部を池に沿って歩く。 天狗ケ城と中岳の分かれ(コル)を左にとり天狗ケ城に向かう。頂上付近は、岩場である。 |
| 14:10pm | 天狗ケ城(1,760m)登頂。 以外と頂上は広い。ここからの眺望は、絶品である。 悠々と噴煙を上げる硫黄山の貫禄には圧倒される。 北千里ケ浜で聞いた大きな噴火口からのごう音が脳裏を過ぎって行く。 10分後移動開始予定だ。 天狗ケ城には、なぜ、山・峰・岳という語尾がつかないのだろうか。? 四国にも・・・丸とかあるいは、語尾にないもの(三嶺など)もある。 理由は後日調査することにして、いよいよ本日メインイベントの中岳をめざす。 |
| 14:30pm さきほどの道を引き返し、やせ尾根に沿って中岳をめざす。荒涼とした岩場を上がると狭い頂上にさしかかる。 中岳(1,790.8m)登頂。岩とやせ尾根から延びた荒涼とした山頂である。 今日1日で5山の登頂を遂げた。 ひとえに我々を暖かく迎えてくれたくじゅう(九重)連山に感謝の気持ちで一杯だ。 さーこれから法華院温泉山荘へ向かうのみ。 ガレ場の沢に沿って下山することにしよう。 途中この山によく来られると言う佐賀県の登山者のアドバイスを良く聞き、下山を開始する。 |
![]() |
| 九州本土最高峰中岳山頂(1,791m) |
![]() |
中岳山頂(1,791m) 左から 決まってポーズをとっているEIさん 前で腰をおろす私 その後ろは赤い帽子のKOさん 右から二番目の小さく写っているのがHKさん 右端がKSさんの5人のパーティーです。 |
| 16:00pm | 白口岳と中岳の間の沢に沿って法華院温泉山荘をめざす。 このルートは、あまり使用されていないようである。 大きく崩壊したところが2カ所あり、巻き道越しに下山する。 女性軍に気配りながら降りて行く。 中岳からおよそ1時間30分ほどで法華院温泉山荘到着。 まず、ビールで喉の乾きを潤わせよう。 今日の一日を無事完走し、帰還出来た歓びに乾杯! (それは口実!宴が楽しみ・・・・・九州に来て酒を避けては洒落にもならぬ。) いよいよ夕食の時間。KSさんは、完全に出来上がっているようである。 食事を取りながら”坊がつる賛歌”の話題になった。 そうそう全10曲の歌詞がないか聞いてみよう。 食事を終え山荘のかたに尋ねてみる。 「あのー”坊がつる賛歌”の全10曲の歌詞がないでしょうか?」 「それならこの本に載っています。」 本をとって掲載されているところをみながら、「9曲ですね。・・・・・」 「しかたない。四国から来たんだから買って帰ろう」 そうすると、山荘の若い方が私に「私も四国松山出身なんですよ」 奇遇遭遇摩訶不思議・・・・・ 「私は、愛媛県伊予三島市から来たんですよ。」 「えっ!私も松山に転校する前伊予三島市の中曽根におりました。」 なんとこんな辺鄙なところで・・・・・ 「ひょっとすると今日の朝運搬車に載っていなかったですか?」思い切って訊ねた。 「はいそうです。」 「なんかあのとき無愛想だったですね。」 わたしの横から女性の声がした。 メンバーのEIさんたちである。どうやら郷愁をおぼえたのか4人で故郷の話題になった。 「ここに予約を入れようとしてもなかなか通じなかったんですよ。」仲間の一人が言う。 「最近電話の調子が悪くて・・・・」 「あっそうそう次からここに電話して下さい。」山荘の方が電話番号を記入してくれる。 「じゃー仕事が片付いたら15号室に来て下さい。待ってまーす。」 すこしの時間ではあったが彼が来た。 「IOと言いますが、お名前は?」 「SKです。」山荘の方が言う。 「あーSKさんですか。豊岡町に多い姓ですね。」HKさんが言ったようである。 いろいろ積もる談議に華が咲く。四国に帰ったときは是非お声がけください。 彼のアドレス帳に私たちの連絡先を記す。 最後に記念写真を撮っていただいた。 短い時間であったが、山荘での楽しく・有意義なひとときを過ごすことができた。 また、パーティーのほのぼのとした楽しいひとときもいいメモリーとなった。 |
|
||||||||||||
22:00pmころ |
「おやすみなさい」誰よりもはやく寝床に入った。睡魔に勝てぬ。Z Z Z・・・・・ |
| 2000年1月16日 | |
| 06:00am | 起床。7時から朝食われわれは、寝起きが悪い。山荘最後の食事だ。 今日は、大船山(だいせんざん)(1,787m)の登頂をめざす。 |
| 08:40am | 法華院温泉山荘を後にする。SKさんと共に記念撮影し、大船山に向かう。 |
| 09:00am | 坊がつるの、大船山登山口に到着。 登山口で下山した年輩の方に情報確認する。 「今日は、積雪がありますので、どのくらいかかりますか?」KSさんが聞く。 「登りは2時間・下山1.5時間ぐらいでしょう。」 「ありがとうございます。」 |
| 11:50am | 段原(だんばる)の別れから大船山に向かうこと1.5時間で登頂。下山は、1時間10分程度で坊がつるに帰還した。
昼食は、結局下山してとることになった。あとは、段原(だんばる)の別れから坊がつる・大船林道に沿って下山する。早朝の雨のため林道が一番だ。 距離はあるが、歩きやすい。 歩くこと約2時間。パジェロの待つゲートに到着。 あとは湯布院の温泉に浸かって帰るのみである。 |