| 八ヶ岳縦走紀 白駒池〜黒百合平〜天狗岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳〜美濃戸 2000.07.28〜2000.07.30 |
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| 夕陽に浮かぶ赤岳山頂 (2,899m) |
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| 八ヶ岳は、長野県と山梨県に跨る標高2,500m〜3,000mの南北30Kmの山岳地帯です。 八ヶ岳は、夏沢峠を境に北部を北八ヶ岳・南部を南八ヶ岳と云い、北八ヶ岳の主峰は天狗岳、南八ヶ岳の主峰は赤岳です。 北部は、針葉樹林が多く、太古の地球の創世を感じる苔生した幻想的な美しい地域です。 南部は、岩とガレ場とやせ尾根が続く人も寄せ付けない感じのダイナミックな世界です。 山麓は広く、コマクサがお似合いの風光明媚なちょっと洒落たところでもあります。 |
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| 2000年07月28日 | |
昨年上高地からの帰路「来年は、どこにしようか?」 「そーね八ヶ岳はどう?」 「そうだね。」 ****************************************************************** あれから、あっと言う間の1年が過ぎ待ちに待った八ヶ岳の縦走にみんな胸を躍らせながら、マイクロバスに乗り込む。 メンバーは、男性:5名 女性:6名 合計11名で四国赤石山系の里を出発する。 途中広島県尾道市のメンバー(女性:4名)と合流し、総勢15名で一路長野県に向う。 |
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| 07:10am | 諏訪インターで降り299号線を一路麦草峠へと向かう。 私は、唯一大型免許のドライバーKSさんに気遣い、道中話をしながら諏訪インターまで相手をする。 インターを降り、途中のコンビニで朝食・昼食を確保。 ここから、私は睡魔に勝てず白駒PAまで寝てしまった。 白駒パーキングでは、道中の疲れを癒してもらうためリーダーのSさんに僅かばかりの睡眠をとってもらう。 ひんやりとした高原の朝、自宅に電話し、家内に道中の無事を連絡する。 |
| 08:00am | 軽く朝食をとり白駒池へ向かう。 早朝の高原の森は、夏とはいえかなり冷気が頬(ほほ)をなでる。 「体をならすためゆっくり歩きますから・・・」 先日からの台風の影響なのかかなりガスっている。 それでも、早朝の森は、優しく体を包んでくれる。 「みんな大丈夫ですね。」 私が声をかける。 「はーい バッチリよ」 みんな明るい返事がかえってくる。 |
| 08:05am | およそ5分ほどで白駒池に到着。 10名ほどが、池1周のハイキングにでかける。 私は、ボートで白駒池の周遊にでかける。 2,000m以上の標高で、ボートに乗るとは想像もしていなかった。 池とはいえ周囲1Km以上はあると思われる。 池から遠く望む木々は、霧の高原らしく柔らかい苔との見事なキャンパスを演出している。 このような中で、静寂に漂う湖面に、ゆっくり櫓を漕いでいた。 周遊グループは、約35分で白駒山荘にもどってくる。 |
| 09:00am | 高見石小屋(2,249m)から50mほどの岩場を登りさきほどの白駒池への眺望を楽しむ。 「朝の白駒池きれい!」 ときおりガスが湖面をなでてゆく。 そこは、山水の世界のようである。 「以外と近いね。」 「みんな良い景色よ」 取りあえずパチリと記念撮影に興じる。 |
| 09:55am | 中山(2,496m)到着。 ガスに覆われて視界が悪い。 夏とはいえ止まると体温の低下は免れない。 矢印と私たち<<やまじ風山岳会>>のサインを書き中山峠を目指す。 このときのメンバーは、6名である。 |
| 10:12am | にゅう分岐通過。 |
北八ヶ岳は、コメツガやシラビソ・カラマツなどの針葉樹に覆われた林と苔むした絨毯とキノコが育つ、心休まるやさしい芳情の地域です。
![]() 北八ツの主峰は天狗岳です。 ここから根石岳の斜面は、コマクサの大群落やミネウスユキソウ(エーデルワイス)が見られます。 また、黒百合平は、黒百合の見られる草地のある高山域にあります。 中山峠から高度差が少なくおよそ15分の距離です。 (中山峠) |
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| 10:25am | 中山峠に到着。 各自思い思いにファインダーを覗く。 このあたりも鬱蒼(うっそう)とした木々の梢(こずえ)から射す光が、露で濡れた木の葉を幻想的に照らしている。 やはり北八ヶ岳の象徴的絵図のようである。 「取り合えずみんなで写真取っておこうね。帰りは通らないから・・・・・」 私がファインダーをのぞく。 みなな思い思いにシャッターを押す。 撮影が終わり一瞬静寂になった。 Kさんが心配そうに 「後のひとまだかしら・・・・・・」 間髪入れず私が答える。 「Sさんたちとは前もって確認してるから大丈夫。天狗岳で待ち合わせしているから・・・・・」 「もし、何かあったら携帯電話してくるから」 みんな一応にうなづき了解した様子である。 「このまま天狗岳に行く?」 「時間があるから黒百合平・ヒュッテに行こう。ここから天狗岳に向かう。」 「いいですか」 「はーい」 全員了解する。 「じゃー出発」 ここから木で組まれた歩道を進んで行く。 およそ15分でヒュッテに到着。 このテラスには、4・5名の男女のパーティがいた。 何か無愛想な連中である。 声をかけたが反応が無い。 |
| 10:40am | 私たちは、気を取り直して天狗岳に向かうことにする。 ここからいきなり急登である。 「足場が悪いから気をつけて・・・特に浮き石にも気をつけてね。」 全員うなづく。 意外に急登の連続ではないか。 時折ガスに遮られながらこの急登を一歩一歩足場を確認しながら進んで行く。 岩と岩の間から小さい花が顔を覗かせる。 「あら、かわいい。何て名前かしら・・・・・」 誰が言ったかわからないが、淡い色をした高山植物と思われる。 「なんだろう・・・・・」 私の俄か勉強ではわからない。 「・・・・・・」 取り合えず写真をとって後で調べることにする。 「Tさん、すみませんが写真撮ってもらえませんか。」 頷きながら、シャッターを切る。 ここから天狗岳まで1時間10分の道のりである。 昼食は、天狗岳で摂ることにする。 しかし、行けども行けども岩場と、岩礫地の連続である。 一度岩場のピークに出る。 そこで老人と子供連れに出会う。 「こんにちは」 「どちらから来られました。?」 「天狗岳からです。」 老人は、柔らかい表情で答える。 「若いもんには勝てませんな。」 「私たちも同じです。」 私も多少照れながら話しに乗った。 およそ50分ほど歩いただろうか、中山峠からの二人連れが尾根伝いに歩く姿を確認する。 「もう少しで稜線だよ。」 みんな少し安堵感をおぼえたようすである。 「ほかの人は?」メンバーのひとりが大きな声で尋ねかける。 「後の人は少し遅れて来るって・・・・・。」 「じゃー大丈夫だね。」 「全然平気みたい。」 仲間の二人連れが答える。 まもなく合流する。 Sさんたち食事したのか確認することにする。 昔と違い今は、携帯電話で情報を得ることができる時代である。 電話で私たちだけで食事をするようにとの連絡であった。 「私たちで食事してくださいとのことです。」 みんなに告げ食事の場所を探すことにする。 夏とはいえ冷たいガスが吹き抜ける稜線での食事は耐えがたいものである。 「その上の岩影あたりで食事をしましょう。」 私はコンロに火を灯し食後のコーヒの準備をする。 頬が硬直する中、一杯のコーヒーが美味しい。 食事が終わった頃後続隊と合流する。 「じゃー一気に参りましょうか。格さん(^^)_」 冗談まじりにみんなに号令をかけ一路天狗岳をめざす。 |
| 12:00pm | 天狗岳山頂(2,646m)に到着。 朝白駒パーキングエリアを出発して4時間の行程であった。 天狗岳山頂付近は、他を拒む荒涼とした岩場である。 山頂には、数組のパーティーが寒さから逃れるように身を寄せ合って昼食を摂っていた。 ここで写真撮影し、下降しようとザックに手を通そうとしたとき、KSさん夫婦が”めったに見ない仲の良い”格好?をしながら写真に納まっていた。 ![]() 12:30ころ出発する。 根石岳に向かうころ、下から幼稚園?の一団が元気な足取りで、天狗岳に登って来る。 「こんにちは」 子供たちの元気のいい挨拶である。 「もう少しで頂上よ。気をつけてね。」 「がんばって」 ミネウスユキソウ (別名:エーデルワイス) 我々パーティーのメンバーも、可愛い子供さんにやさしい声をかけあっていた。 根石岳に向かうゴーロ地帯には、ピンクに染まったコマクサが、南西方向から吹き付ける強い風に煽(あお)られながらあたり一面に自生している。 まことに圧巻だ。 |
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| 12:20pm | ガスに視界を取られながら、根石岳付近に到着。 「風が強いから根石山荘へは寄らないで行くけどいいね。」 私がみんなの反応を伺った。 「そうだね。」 「うん、体が冷えるから急ぎましょ」 女性軍一同の賛同を得る。 |
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| 14:20pm | 途中、箕冠山を通過し、いよいよ夏沢峠と”オーレン小屋”との分岐点に着く。 「山小屋まで30分だから時間もあるし、夏沢峠を経由してからにしない?」 「もし、山小屋へ直接行きたい人がいたら言ってください」 立て続けに質問した。 「・・・・・・・・・」 「じゃ、夏沢峠経由にします。」 「30分余分だったら3時過ぎには山小屋だから行ってみよう。」 「そうね。」 話は一気に決まった。 このあたりは,”ゴゼンタチバナ”の群生である。 「たしかMさんが言ってたと思うけど葉っぱが5枚以上でないと花がつかないって本当だね」 そうこうしているうち雨が降ってきた。 「カッパつけたほうがいいよ」 「寒かったからもう着けてまーす。」 「OK.出発」 雨足が強くなってくる。 私も我慢の限界”ヒュッテ夏沢”で雨宿りかたがたカッパ(レインウェアー)を装着。 ここの方愛想がいい。 なんか疲れを心地よく癒すことができた。 指導票によると”オーレン小屋”まで30分。 |
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| 15:10pm | 私たちは,約15分ほどで”オーレン小屋”に到着。 われわれパーティーも順次到着。 靴を脱ぎ、カッパなど物干しロープにかける。 部屋の中は、暖炉で暖かい。 疲れた体を暖めほっとしたとき、先ほど天狗岳でスライドしたあの幼稚園の子供たちが帰ってきた。 「お帰り」 「よく頑張ったね。」 子供さんたちの頑張りには、只々脱帽。 「先生も大変ですね。」 私は労いのことばをかける。 「いつも歩いていますから・・・・・」 若い美しい先生たちが、20数名の幼稚園児を連れて天狗岳登山とは、大した物だ。 「年長さんですか?」 若い先生が、「はい。」 ちょっとはにかんだ様子が、さわやかな感じがする。 「みんな順番に着替えて・・・・・・」 先生の掛声でテキパキと部屋に入って行く。 「じゃーごゆっくり。」 「失礼します。」 先生はゆっくりする暇なんてないのに。・・・・・・ 食事前にお風呂に入ることにする。 狭いけど山小屋の風呂はありがたい。 男性が終わり、女性に入浴を伝え、部屋の中に入るや否やビールで乾杯する。 |
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| 1999年07月29日 | ||
| 05:30am | 起床。山小屋の朝は早い。 |
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| 06:50am | オーレン小屋を出発。 ご主人からルートの説明を受け”峰ノ松目・赤岩ノ頭”経由での出発であった。 ”峰ノ松目”方面との分岐を左に取り、硫黄岳をめざす。 山小屋から30分ほど歩いただろうか、ここで道が二つに別れている。 右側は、比較的新しくできたようである。 後続隊が来るのを待った。 そのとき、昨日から一緒だった幼稚園の一団と合う。 「どちらでしょうかねー。」 男性の先生らしき方は、「多分こちらでしょう。」 「右ルートは、苔が無いですから。・・・・・・新しいみたいですが。・・・・・・」 私が呟いた。 我々は、左のルートを選んだ。 実は、後から来た幼稚園の一団も悩んだ後左のルートを選んだのだ。 私たちも、幼稚園のパーティーと一緒に同行した。 みんな無言で一歩一歩進んで行く。 私たちも、このぺースでついて行く。 疲れない。やさしいぺースであった。 |
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| 08:30am | 赤岩ノ頭に到着。 ここで幼稚園児との記念写真を撮る。 「みんないいね。ハイ!ポーズ」 園長先生や若い先生も、いっしょに撮影におさまる。 「さー出発します。みんな順番一列に・・・・・・・」 先生の掛け声で硫黄岳に向かう。 |
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| すごく元気な年長さん(後列左:先生 中央:園長先生 右:やまじ風山岳会 | ||
| 09:00am | 硫黄岳(2,760m)山頂。 南八ヶ岳は、ここから始まる。 山頂からの眺望は、すばらしい。頂上から”オーレン小屋”が見える。ここで後から登頂してくるメンバーを待つことにする。 待つことおよそ45分やっと尾道グループと合流。 「ヤッホー」 園児さんたちの声がした。 周辺のパーティが括目する中、ほほえましいひとときを過ごすことができた。 私たちは、赤岳頂上小屋にチェックインするため一足早く出発する。 硫黄岳を下り、硫黄岳山荘に着いたとき先行した園児さんのグループと再会する。 「またお逢いしましたね。」 「記念に1枚撮っておきましょう。」 記念撮影し、お別れとなった。 ここではじめて園長さんから名刺をいただき、私も、”やまじ風”のHPを紹介させていただく。 「宜しかったら、HP観てくださいね。1ヶ月後HPに掲載しますから・・・・・・」 改めて紹介する。 「楽しみにしています。」 若い先生から、メモをいただき楽しかった一時を胸に締まった。 「みんなさようなら。お元気で・・・・・」 |
| 10:10am | 横岳(2,829m)に登頂。 一気に三叉ノ頭方面い向かう。 小高い山々が連なり、ここからもコマクサ・ミネウスユキソウ(エーデルワイス)・イワベンケイなど色とりどりのお花畑を鑑賞しながら、シャッターを切る。 途中、「白い真綿色のコマクサを発見!!」 たしか2株しかない。 非常に珍しい。 満開である。 「ラッキー」 「すごーい」 Kさんの感歎の声である。 こんなにいいタイミングに来れるなんて運がいい。 |
| 11:50pm | 赤岳展望荘。 ここで売店を覗くと生ビールを販売している。 忍耐の限界を感じ、喉を潤す液体の誘惑に負けジョッキを注文してしまった。 山荘の裏側の赤岳を望む場所で舌つづみをしているとき、山荘のご主人に出会う。 「どちらからこられました。?」 ご主人が微笑みながら尋ねてきた。 「四国赤石山系の里からきました。」 「キレンゲショウマはどこだったですかね。?赤石山系じゃなかった?」 「赤石山系は、オトメシャジンが咲き誇っていると思います。」 「あっそうですか。」 「このあたりで今見ごろの花はありますか?」 「花が好きなんですか。」 「はい、八ヶ岳の花の本あったらいいのにな。」 仲間と相槌をうっていた。 そのとき、山荘のご主人は、「それなら私が”山と渓谷社”から出しているのがありますからご覧になりますか?」 本を見たとき、私は思わず、「北原さんですよね。・・・・・・」 「そうです。」 「じゃー特別にサインをしておきましょう。フルネーム書いてください。」 花の山旅7・八ヶ岳 「やまじ風」様 八ヶ岳賛花 赤岳展望荘にて 北原一三 2000.7.29 「ありがとうございました。」Kさんが感謝の気持ちを伝える。 「私もインターネットのホームページがあります。山の事ばかりですけど。”やまじ風”といいます。」 北原さん一応メモって保管していただいた。 さーそれじゃ赤岳へいってきます。さようなら。 写真でもとろうかな。 ザックを下ろし、カメラを取り出そうとしたとき、トップファスナーが開いたままになっている。 「俺財布どこに置いたかなあー」 「もーどこにでも置くんだから!」 「あったあった」 安堵の気持ちだが少し冷や汗をかく。 「悪いけど持っていてくれる」 「仕方ないわねー」 やっとの思い出赤岳に向かう。出発は、12時10分 先程の”生ビール”が足かせになってしまった。 日中絶対飲めない掟を破った罰なのか、20分もかかってやっと赤岳山頂の着いた。 |
| 12:30pm | 赤岳(2,899.5m)頂上小屋についた。 取り合えず<<やまじ風山岳会>>のチェックインを済ませてこなければならない。 今日の宿は超満員らしい。 はやく済ませたので、わりといいところに泊まることができた。 チェックインを済ませ北のテラスで休憩をする。 約45分のち第一陣と合流、それから遅れること10分で全員頂上小屋に到着。 |
| 13:40pm | 赤岳展望荘のご主人北原一三さんに黒百合のことを伺っていたので、少し遅いかも知れないが、県境尾根方面に有るらしいことを聞きそちらのほうへ下山し、
探索に出かけることにする。 メンバーは、Sさん・K女史・それに私の3名。 県境尾根の分岐まで10分足らず、そこから東に1Kmほどまで行ってみた。 黒百合は見当たらない。 「もう遅いのかも・・・・」 「そうかも知れないねえー」 途中、”ツガザクラ・イワカガミ・ミヤマダイコンソウなどの高山植物の群落を写し、引き返すことにする。 ![]() 「あったー」 Sさんの探索はすごい。 「こんなところにあったんだー」 MKさん感心している。 苦労の末カメラに収めることに成功した。 「じゃー帰ろう。」 「OK] 全員赤岳に向かう。 先程の”ビール”は蒸発した模様。 至って快適である。 約12分で赤岳山頂小屋に到着。 時間はもう4時近くになっている。 夕食は、1班10組は、5時からなのでそれまでの間、ザックなど各自宿泊部屋に置きみんなで赤岳山頂へ行く。 このとき、日本百名山最短時間踏破・K2・エベレスト登頂の”重廣恒夫さんにお会いする。 色々と山談議や四国のことなどお話し、夕闇迫る絶景を写真に収めようと赤岳にて待機する。 |
| 17:30pm | 夕闇に迫る山は感動的であり、感傷的でもある。 食事を終え、山小屋から山頂に至る中央部にカメラを手に待機する。 別に何を撮るとも決めてはいない。 感動の瞬間を求めてただひたすら待つこと2時間。 このとき、御光の輪が現われた。 つまり、ブロッケン現象である。 何の説明も不要。 下の写真をご覧ください。輪の中心が撮影者本人であり、見る人それぞれ輪の中心に入ってしまうのです。 まるでお釈迦様になった気分である。 赤岳頂上からの夕陽は、相変わらずガスと沈降の光のスクリーンとなるのであった。 |
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| 1999年07月30日 | |
| 05:00am | 起床。早朝の山並みにはガスっている。 しかし、今日は天気が良い。絶好の登山日和である。 5時30分から朝食。 お昼の弁当は、土用のうなぎを用意していただいている。 |
| 06:05am | 山頂小屋を出発。 およそ1分で赤岳山頂、ここを迂回して急坂な岩場を降りる。 随分距離がある。 約15分ほど下ると行者小屋への分岐点にさしかかる。 私たちは、全員中岳の方へ向かうことにする。 |
| 07:10am | 中岳を越え中岳と阿弥陀岳のコルで待機組と先行組を残し、阿弥陀岳に向かう。 |
| 07:10am | ここにザックを置き、身軽に阿弥陀岳に向かう。 かなり、ガレ場が多い。 注意しないと重大事故になる。 私たち<<やまじ風山岳会>>のメンバーは、その点心構えができている。 昨日赤岳から下山するグループの中にルートからはずれ小石を落としながら歩いていた若者がいた。 ちょうどどこかの大学の山岳部と思われるひとからかなりきつく注意されていた。 |
| 07:35am | 阿弥陀岳(2,805m)山頂。 ここには、かなり多くの墓標らしきものがある。 全員合掌。 礼拝し下山をはじめる。 |
| 08:05am | 中岳のコルに帰還、中岳道路から行者小屋をめざす。 |
| 08:45am | 行者小屋到着。ここで小休止を取り9時08分美濃戸山荘にむかう。 |
| 10:18am | 美濃戸山荘に到着。 ここでお茶のサービスを受け、八ヶ岳高原牛乳で疲れを癒す。 帰路の風呂(本当は温泉に浸かりたいが・・・・・)の場所を確認し、全員に伝える。 「それじゃー一足先にバスまで帰り待機しています。」 「あと45分ほどで赤岳山荘のバス停ですから・・・・・」 私・Tさん・Kさんの3名が先陣を切る。 35分でバス停到着。 全員到着後いよいよ風呂に入れる。 湯船に浸かり気分一新。 でも3日間の余韻が当分消えそうにない。 |
| 13:00am | 総勢15名のやまじ風山岳会は、大した怪我も無く(ただひとり美人の顔をねらった虫がいた。)無事帰還の途に着くのであった。 |